こんにちは、アイタックの安部です。
今はダウンライトシリーズでブログを書いてるんですけど、現場を見てみると結構ダウンライトがうまく使えてないことが多いと思います。
ダウンライトはうまく活用すればお洒落な空間を低コストで実現できます。
そこで今日はダウンライトのおしゃれな使い方を解説したいと思います。
壁を照らす
ダウンライトの使い方で一番かっこいいと思うのが、この方法です。
通常ダウンライトは空間の中央付近に配置することが多いです。
それはなぜかというと、空間を満遍なく照らすためです。
確かにその方法だと空間は均一に照らすことができますがどこの部屋も一緒のありきたりな空間になりがち。
そこで意識してほしいのが、壁を照らすことです。
人間は床の面積が明るいことよりも壁が明るい方が空間が明るいと認識する生き物です。
ですから、広い空間の床を明るくしようと思うよりは、壁側に寄せて壁が明るいと認識させる方が空間をより明るく感じさせることが可能です。
具体的にどうするかというと壁際にダウンライトを並べます。
壁の並びに沿って、大体300から500離して施行してください。
その時、配光角には注意してください
配光角を意識することによって、綺麗な光と影のシルエットが連続する、きれいな空間になります。
自然な感じにするなら、広角のダウンライトで大丈夫ですがおしゃれな感じにしたいんだったら、より狭い角度のダウンライトを使ってください。
簡単に一ランクも二ランクも上の空間を作ることができます。ぜひオススメです
ヒカリを落とす
上で解説した、壁を照らすとは全く逆のアプローチがこの光を落とすダウンライトの使い方です。
どういうことかと言うと、壁を全く照らさない手法です。
ここで使うダウンライトは角度のせまいピンホールがおすすめです。
ダウンライトの種類については、こちらの記事で解説していますので、気になる方はどうぞ。
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ピンホールのダウンライトというのは、光が広がらず、足元に光が落ちるような演出が可能です。
住宅ではあまり使うことがないかもしれませんが、実は寝室などに使うとめちゃくちゃかっこいいです。
その時にベッドの足元を狙うということです。
角度が狭いため、寝っ転がった時に視界にダウンライトの光が入りません。
空間がほんのり明るい、でも、足元がしっかり明るい。まるでホテルのような空間が出来上がります。
また、玄関なども生活するには若干使いづらいかもしれませんが、高級感が出てオススメです。
写真を照らす
次に紹介するのは、スポットライト的な使い方です。
ダウンライトというのは、光が広がるタイプだけではなく、先程紹介したピンホールのように1部分だけを強調して光を照らす、事も可能です。
この使い方で便利なのは、ユニバーサル方という首の振れるタイプのダウンライトです。
スポットライトのように首が振れるので狙った場所をしっかり明るくできます。
角度も狭いタイプが多いので、シルエットがくっきり出てかっこよくなります。
このダウンライトを利用してあらかじめ壁に、ピクチャーレールなどを敷設しといて壁を照らすのと同時に、写真や絵などを素敵に演出することが可能になります。
動線を強調する
これは具体的な方法というよりは、考え方になりますが、人の動線を意識するというものです。
自分が進むべき方向が明るかったら進みやすくないですか?この手法はオシャレなバーやホテルなど、いろんなところで使われています。
あとは階段でも足元に埋め込まれている小さい照明があるのはわかりますか?
あれはこれから進むべき道を教える大事な役目があります。実用性も兼ねて、かつおしゃれなかっこいい照明手法になります。
ニッチのひかり
ニッチってあるじゃないですか?
壁をくり抜いて写真や植物などを飾ってあるような空間です。
そのニッチを作る計画の段階で小さなダウンライトを埋め込みます。
もし埋め込むのが辛ければ、天井からユニバーサル形のダウンライトで、照らしてあげてもいいと思います。
埋め込む場合は小さなタイプ直径が5センチから8センチぐらいのダウンライトがおすすめです。
通常よく使われるのが、直径10センチのタイプですが、こういう小さな空間に10センチのタイプはなかなか入りません。
入ったとしても無駄に明るくなってしまうだけです。
けっこうニッチが煌々と照らされているっていうことあります。もったいないですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はダウンライトのおしゃれな使い方について解説しました。
今回の壁を照らすだったり光を落とすだったり写真を照らすなどは採用することで一気にランクの上の空間が出来上がります。
もしあなたがこれから注文住宅を検討しているならこういうところを意識してハウスメーカーさんと打ち合わせするといいかもしれませんね。
リノベーションを検討しているならまず家具や動線を意識することでオシャレでかつ機能的な空間が出来上がります。
写真を照らすの項目でも説明しましたが。
何かを照らすというのも大事です。
セミナーなどでお話するのですが、
照明で大切なのは、何を照らすか、何を照らさないのかをはっきりさせるのが大事。
なんでもかんでも照らせばいいというものではありません。
ここは照らさないというなかなか慣れないと、勇気が入りますがメリハリのある照明はリラックスできるし、実用的な空間になります。