
出典 Pixabay
こんにちはアイタックの安部です。
照明士として何か役に立つ事ないかな?ってネタを探しているのですが
今回はリフォーム、もしくは新築の時の照明配置について書きたいと思います。
目次
照明の位置を考える玄関編

写真AC
新築ではもちろんですが、リフォーム時にも照明の位置を見直すのも大事な作業です。
リフォーム屋さんはリフォームで商売しているのであって照明のプロではないわけです。
僕らみたいな照明コンサルタント、照明士がいれば別ですが中小のリフォーム屋さんでは難しいでしょう。
壁紙の種類とかトイレの種類収納の大きさはしっかり考えるけど照明の位置まで細かく考えられない事が多いです。
通常だとなんとなく「空間の真ん中」みたいに考える事が多いですね……。
それだと『え?何でここについてるの?』ってなる場合があります。
玄関の照明位置は何を照らすのか考える。
1Rのマンションは別にして、来客がくるような空間では照明の位置を『来客と家人』の両方を照らせる位置に配置する事が大切です。場所を照らすというより人間を照らす。
玄関の中心でも姿見などがあればそれもありですが、その場合も『人間と鏡の間』にする。
正確にはそこにもあると良いって事です。
だって、せっかくの姿見があるのに顔が暗いんじゃ残念過ぎます。
あなたはそう思いませんか?
玄関は人感センサーでお出迎えを

人感センサー
人感センサーといっても
- 壁のスイッチを人感センサーに交換
- 天井に人感センサーを取り付ける
- 人感センサー付きの照明器具にする
など現在の照明器具によってどれをオススメするのかは変わってきます。
壁のスイッチを人感センサーに交換する場合
特徴は
- 安い
- 操作しやすい
- 天井が何も変わらない
です。
壁のスイッチの取り付け場所次第で基本的にはこれをオススメする事が多いです。
スイッチが3つ並んでいる所だったりすると壁を開口して隣にセンサーをつけるような工事になります。
ですが基本的には大きな工事にはなりません。
玄関や廊下におすすめです。(廊下の場合は2つ以上取り付ける必要がある場合があるので要相談です。)
パナソニック(Panasonic) かってにスイッチ(壁用) WTK1811W | ||||
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天井に人感センサーを取り付ける場合
特徴は
- センサーの位置を自由に設定できる
- 照明器具がダウンライト以外だと施工が難しい
- センサー子機の増設が容易
です。
この天井センサーをオススメするのは広い空間だったり壁のセンサーにすると死角ができてしまう場合です。
その場合は天井を開口してこのセンサーを取り付ける事でセンサーの感知するエリアをちょうど良い位置にコントロールできます。天井開口して配線工事もしなくてはいけないのでお値段はかかります。
ちなみにこんなヤツが天井に埋め込まれます。
Panasonic 天井取付熱線センサ付自動スイッチ(親器・8A)広角検知形100V WTK24819 | ||||
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人感センサー付きの照明器具に交換する場合
特徴は
- 器具交換なので作業が単純(工賃は安くなる)
- センサー付きの器具はちょっと高め
- 機能的なものがある
- 壁でも天井でも対応できる
このセンサーをオススメするのがズバリ玄関ポーチ。
お出迎え点灯といって20%くらいで点灯できるモードがあるタイプがあるのですがそれが特に便利。

Panasonicより引用
家をあけている家庭(共働き)にはどうしても家が暗いのがわかってしまう。
そうすると空き巣にこの家は今留守なんだとアピールしているようなもんです。
ですが勝手にほんのりついていればまるで家に誰かいるように感じられると思いませんか?
それに帰ってきた時に明るいっていいもんですよ。(個人的な感想ですが)
なんだか脱線してしまいましたが、照明の位置と器具の特性をしっかり考えてあげるのがとても大事。
まとめ
照明器具の位置を決めるのは中々大変です。
ですが今回のようにセオリーはあるのでそれらをうまく活用して後悔のないリフォーム、新築にして下さい。
お見積り以外にもご相談だけでもお気軽にお問い合わせ下さい。