引っ掛けシーリングをダウンライトにしたい時に必要な知識

アイタックの安部です。
照明工事をの専門家としてよくお問い合わせいただく

『シーリングライトをダウンライトに変更するのってできるんですか?』

という疑問に対しての答えはYESなのですがそれにはいくつか条件があるのでそこに必要な知識をまとめる記事を書きたいと思います。

この記事を読めば自宅をダウンライトにしたいけどできるかわからないよ~っていう事が無くなりますよ。
では最後までお付き合いください。

ダウンライト工事の順序

まずダウンライトの工事をする順序を知っていれば必要な知識もわかってくるでしょう。

  1. 天井の懐調査
  2. お客様とのヒアリング
  3. 配置、器具の選定
  4. 取り付け位置の墨出し
  5. 天井開口
  6. 配線工事
  7. 取り付け
  8. 点灯確認

ではこれから一つづつ見ていきましょう。

天井裏にダウンライトが収まるのか調べる。

まず一番最初に必要なのはそもそもダウンライト付けられるの?の調査です。
基本的にマンションなら天井の上のスラブ面(天井裏)はレベルが等しいので他のダウンライトなどがあれば取り外してレベルを確認します。そうする事でほぼ天井裏にどれくらいの空間があるのか調べられます。
そこであったら便利なのはレーザー距離計です。

こんな感じのもので一瞬で距離を測定してくれるのでDIYや模様替えなどに重宝します。

一家に一個あったら便利なアイテムです。

どうしてもダウンライトが無い場合はユニットバスの点検口を開けて見るか今ついてるシーリングを外してみてるかどちらかになりますが後者は普通の人には難しいかな?

ともかく配線工事もする為10cmは欲しい所です。

器具自体は8cmあれば収まります。(物によっては5cmくらいでも入るらしいが未確認。)

もしマンションだったら管理組合などに問い合わせするとスラブまでに寸法がいくつあるか教えてくれます。

『リフォームで照明をダウンライトにしたいのですが天井の裏にどれくらいスペースあるか教えてもらえますか?』
で伝わると思います。

これで寸法が足りないならダウンライトの工事は難しそうです。
可能なら一度現地を調査するのが一番ですが。

最近はこういうカメラを使ってみる事も多くなりました。

僕はこのタイプを使っています。

カメラが巻きつけられるのでコンパクトに収まるのが嬉しいです。

それにしても便利な世の中ですなぁ。

お客様が何を求めているか?ヒアリング

ダウンライトの工事が可能そうなら次はお客様とのヒアリングです。

アイタックでは打ち合わせで確認したい項目があります。

  • 住んでいる家族構成
  • 家具等の配置
  • 日中家にいる事が多いか?
  • 子供がいる場合この部屋で勉強するか?
  • ご年配の方がいるか?
  • 調光、調色等の機能が必要か?

です。

大事な事なので解説します。

家族構成

照明工事に家族構成が必要か?

普通はいらないと思いますが教えていただければその家族の生活リズムがイメージできます。

日中奥さんが家事をしているのか?それとも共働きなのか?

おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮らすのか?小さな子どもがいるのか?

など照明計画をするのに家族構成は大事なファクターです。それをもとに配置を決めたり器具の選定をするから。

家具の配置(一番大事かも)

照明の配置を決めるのに家具の位置は最重要かも知れません。

家具の位置=動線ですから。

ここに必要、ここには不必要。テレビはここだからソファーはここ。見上げたらダウンライトが眩しそうだな。だから眩しくないタイプを選ぼうとか。

ダイニングテーブルはここに置くからこの真上でテーブルの長さはいくつだからダウンライトの間隔は30cm離そう。とか

家具が存在して生活が成り立つといっても過言ではありません。
リフォームの場合も平面図から家具の配置を想像して動線を想像して無難な感じにする事が多いです。

だからこそ家具の配置がはっきりしていればここはいらないって判断もできやすいものです。
一番にお知らせしていただきたい内容です。

日中家にいるか?いないか?

これはダウンライトの色の選定に役に立ちます。

というのも日中は電球色より昼白色の方が自然な色になります。

日中家で家事をするのが想像できる場合、昼白色も使いたいので調色できるタイプのダウンライトを選定してあげたい。もしそうでなければ電球色でムーディーな雰囲気にしたい。

日中の光の元で電球色は少ししつこいですから(汗)
まぁ、無難なのは電球色ですけど。

子供が勉強する空間なのか?

最近はダイニングテーブルで勉強するのが流行って来ています。

生活音がする所で勉強することで集中力がつくというのが理由だそうです。

学校勉強や大人になってからの資格の勉強などダイニングやリビングのテーブルでするなら
明るさの基準を上げてあげます。もちろん昼白色に切り替えできるタイプを選定しますが。

人間は生活の灯りの色や照度で生活リズムが左右される事がわかっています。
それをサーカディアンリズムというのですが集中する時の色、リラックスしたい時の色など人間が持っている
本能がなんとかかんとかで(笑)

長くなるので割愛しますが、とりあえず勉強する時は白色にしようぜ!って事。

ご年配がいるか?

基本的に廊下や階段などは明るさが必要無いと言われていますのでダウンライトの照度を下げる事が多いです。

ですが、年齢を重ねていくと低照度に対応できなくなっていくのが人間です。
そのため廊下も白色にして明るくする事でおじいちゃん、おばあちゃんにも優しい照明になります。
余談になりますが白色を選定した場合思ったより明るく設定します。
理由は白色で照度が足りないとお化けが出てきそうな残念な感じになるからです。

廊下に保安灯などを設置して夜中起きてトイレに行く動線の足元を照らすといいですね。

調光、調色が必要か?

上記のヒアリングをして器具の選定をしますが予算が無限にあれば別ですが照明工事に使える予算って決まっているでしょうから予算感を聞いて器具の選定を最終的に行います。

取り付け位置の算出、器具の選定

器具の選定と取り付け位置の算出は一緒におこないます。
この器具なら光はここまで届くっていうのが決まっているからです。

ちょっと言葉で書くのは難しいので動画で解説したいと思います。

何を照らすのか?何を照らさないのか?
ヒアリングで確認した内容をもとに設計して行きます。

取り付け位置の墨出し

ここからはもろに工事の内容です。

計算して出したダウンライトの位置も実際に取り付けられるのかはわかりません。
最終的には現場の判断になりますが、まずは設計した位置をマーキング。取り付けできるか?できないのか?を判断して最終的な取り付け位置を確定します。

ここが一番時間のかかる所です。

天井開口

ここまで来たらビヤーっと開けるだけです。

僕らが使うのはこんな道具です。
天井に丸穴を開ける為だけの専用工具です。

意外と高いでしょう?

DIYで引き回しでギコギコ開けてる人いますが1個くらいならいいですけどゴミが落ちない感覚を知ったら他は使えません。

一度忘れてダウンライト開けなくては行けない事ありましたがもう地獄でした(泣)

二度と忘れませんごめんなさいm(__)m

配線工事

配線工事って電源を引き回して行く事なんですけどここで電線を通す為(ダウンライト間)に色々アイテムを使うのですが自分がよく使うのはこういうものです。メジャーの形しているので電線どれくらい必要なのかわかりやすいし直線性に優れていて凄くオススメです。

あれ?全然関係ない話になった(笑)

電線を通すためにも天井の隙間はあったほうがやりやすいです。

もし通らなかったら?
それは通るように努力するしかないですね

そのためにクロスの補修も予算取るのですから。

だから天井のクロスを張り替えるタイミングだったりすると気兼ねしなくダウンライト工事ができるのでそういうタイミングだったら是非オススメします。

ダウンライト取り付け

ここまで来たら誰でもできます。
開口した部分に電線を接続したダウンライトをはめ込むだけなので。

気をつけるのはちゃんとはまらないでダウンライト本体が浮いてしまう事ですね。

点灯確認

最後にしっかり点灯確認して完了です。
ちなみに調光スイッチなどを取り付けるタイミングは必ずここで。

ダウンライトの線が何らかの要因でショートしたりして調光スイッチが破損する場合がありますので注意!
実際に自分が飛ばした事あるので(汗)

自分のせいではなかったんですけど^^;

まとめ

ダウンライトの工事に必要な知識をまとめて見ました。
工事する人も頼む人も同じように知識を持っているとしっかり思ったようになるはずなので工事する人間にも是非読んで参考にしてもらえたらなって気持ちで書きました。

これからダウンライトの工事する人も自分がどうしたいのか?
どういう打合わせをしたら思った通りに施工してもらえるのか?

この記事がそんなあなたの力になったら嬉しく思います。

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