こんにちわ、照明コンサルタントの安部です。
ベースライトの要ともいえるダウンライトですが。同じように見えるダウンライトもちゃんと用途によって選定しないとカッコよくならないんです。リフォーム屋さんも結構理解できていないまま適当に選定しているのを見かけます。
もしあなたが天井をすっきりさせたいからダウンライトをつけたいって思っても無知な業者に適当につけられ後悔しないようにこの記事にまとめておきます。
ダウンライトの取り付けはきちんと電気工事士にやってもらってください。
目次
ダウンライトを選ぶポイントについて
ダウンライトとは、お部屋の天井に直接埋め込む丸い形状の照明のことを言います。
美術館やホテルなどの照明で多く使用されており、丸い小さな穴が天井に開けられてその奥に電球などの照明器具が付いている形が一般的です。明かりでイメージを植え付けるような効果もあります。
そんなダウンライトの選び方を紹介したいと思います。
ダウンライトのメリットとは
ダウンライトは、天井に埋め込む工法で設置され、露出がない照明であることから、シーリングライトのような照明器具が天井から出っ張ることもないので、すっきりとした天井になります。
ダウンライトの一番のメリットは、天井に埋め込むことで、照明が出っ張ることがなく、すっきりとした天井で見栄えが良いことです。
コンクリートの天井にはダウンライトはつかない?
天井に埋め込むことから、天井に穴を開けられない部屋(コンクリートの天井)には取り付けられないと思われるかもしれませんが、リノベーションの工法によっては、廊下や小部屋の天井を少し下げることにより、ダウンライトを設置することができます。(器具にもよりますが大体10cmあればつけられる)
ダインライトのデメリットとは
ダウンライトのデメリットは、一般的に言われていることですが、価格やランニングコストが高いことです。
シーリングライトと同等の照度を確保しようとするとダウンライトを複数設置しなければならないことから、価格が高くなってしまうことがあり、機種によっても、一体型のダウンライトを設置した場合には、交換する際に電気工事士の資格が必要となります。
LEDライトが寿命を迎えた際にも自分で交換することができず、業者にお願いしなければいけないケースもあります。
とはいえLEDダウンライトは寿命が長い(通常の使用で約10年ほど)ので、交換に関連する問題がでてくる時期は10年以上後のことだと思います。
その頃には、更なる照明技術の革新もあり、LEDよりも数段進化した商品が開発されていると思いますので、交換できれば問題はないかもしれません。
光量や色の調整もシーリングならば安い製品でもできますが、ダウンライトの場合はシーリングライトと違い壁などに別にスイッチをつけたり対応品のダウンライトにしたりと、費用がそれなりに掛かってしまうことがあります。
ダウンライトの最大のデメリットは、実際に生活していると想像以上に光が眩しい感じがします。これは全く予想外の事だと思います。
全てのダウンライトが眩しいというわけではなく、一部のダウンライトが非常に眩しく感じるので、設置には、位置が重要です。
ダウンライトの設置場所について
ダウンライトを設置する際に適している場所は、狭い空間を照らすことが非常に得意な照明器具です。一般の家などでは設置箇所も、洗面脱衣所、トイレ、玄関、浴室など、小さな場所や空間がおすすめです。
最近では広いリビングを設ける家が増えていますから、リビングの中心にメインの照明を設置し手元などを集中的に照らしたいダイニングテーブルの上部やキッチンシンクの上の天井などはダウンライトを設置すると見栄えも良い照明の配置になります。
ダウンライトの種類について
一般的な商品はベースタイプです。
使用頻度が高く、リビングやダイニング、各居室、廊下、トイレなどに設置されるものです。
主に広角のダウンライトが多いですね。用途は空間を照らす事。
角度調整が可能な、ユニバーサルタイプ
照らしたいものに合わせて光の方向を変えることができるのがユニバーサルタイプです。
壁に掲示している絵画など照らす際には効果的です。絵画を照らす場合は作品がより引き立ち、凹凸のあるタイルを照らす場合は陰影ができ光が素材を引き立てて魅せることが可能です。
スポットライトのような使い方をするのが一般的です。
照らす範囲が極端に狭いピンホールタイプ
照らしたい位置をピンスポットで明るくできるのがピンホールタイプです。
飾り棚に設置できれば、明暗差が出て、対象物が際立つ演出ができます。また、書斎スペースでは机の上に配置すると読書の際に便利です。
まとめ
ダウンライトは埋め込み式の照明ですから、天井に1度設置すると穴が開いてしまい、見直しが困難な照明器具です。
設置するには、照明工事の会社とよく相談し、快適に長く使うことを考えた照明設置計画を立てることが重要です。
リフォームなどで照明を上手に配置して使いこなすには、照明プランに強いリフォーム会社を探す必要があり、複数会社から見積を取って照明プランを聞き比較検討しながら計画を立てると失敗が少ないです。
弊社は照明プラン[照明コンサル]だけでも承っています。
リフォーム会社といっても実際に得意な分野はその会社によって違うので水道の強い所は電気が全然わからなくってもしょうがないです。それなりにスタッフのいる会社ですと相当な料金がかかってきますし。
質問などは無料で受け付けていますのでお気軽にお問い合わせください。