こんにちは照明士の安部です。
この記事を書いているのが2018年6月24日なのですが先日関西地方で大きな地震がありました。小学生が学校のブロック塀に挟まれるという悲しい事故がおきました。自分も同じくらいの娘がいるのでそのニュースをみてとても悲しくなったと同時に災害時の対策についてあらためて考えさせられました。
防災照明の必要性
大きな災害が起きたらライフラインが止まります。電気、ガス、水道ももれなく止まります。
それはなぜ止まるか?それは止めないと危ないからです。電気が使えないのも困ります。ガスが使えないとお風呂にも入れません。水道が止まっていたら清潔を保つのが難しくなります。ですが、それらは安全が確認されているので当たり前につかえていますが、どこか一箇所でも問題が起きているのに流してしまったら死人が出ます。
僕ら電気工事士の資格を持っている人間は万が一の事が起きた時を想定して仕事をしています。
ニュースでしか見ていませんがブロック塀が倒れてしまったのは人間の怠慢からでしょう。ヒューマンエラーです。「めんどくさいから」「そんなの気にしなくて大丈夫だよ」「親方が平気って言ってるから」などの理由で手を抜かれてしまったのでしょう。あくまで予想ですが。
電気は特別。蓄電できるから
電気は大元が流せなくても部屋の中に蓄電池(バッテリー)があれば照明を灯すくらいならできます。
大きなビルやマンションなどにはよく見かけますが非常灯というものです。
これって商業施設以外にもつけたほうがいいんじゃない?って日頃から思っています。
停電した時リビングに非常灯がついていたらブレーカーの所に行く為の灯りをとりに行けますし、何より真っ暗になると人間の目はすぐに順応しません。ですが非常灯がほんのりついていれば足元も家族の顔も見られます。
住宅に非常灯って簡単に取付できるの?
簡単に取り付くか?って言われたら簡単じゃないが正解だと思います。
非常灯は蓄電池を常に充電しています。その電源を引く工事が必要になります。
場所によっては点検口が必要になる事があるかもしれません。
非常灯は値段が高い
バッテリー内蔵の非常灯は通常時は普通の照明ですが、停電してもそのまま点灯しているタイプとなります。
大体3万円くらいです。普通の照明器具にしたらとっても高い部類になると思います。
安い非常灯もある
非常灯としての機能しかないタイプは比較的安価です。
1万円を切るタイプが多いです。
おすすめはこちらのタイプです。天井に埋め込んでしまえば存在感もそんなに無いです。
まとめ
住宅では非常灯なんて付けないのが普通ですが、あればいざという時にパニックにならなくてすみます。
新築で建てている途中だったら電気屋さんにお願いして追加してもらうのもいいと思います。