こんにちは照明コンサルタントの安部です。
最近ダクトレールの記事を書かせてもらっていますが今回の記事は天井の素材がコンクリートだった場合の固定方法です。
コンクリートには基本的に普通の感覚では取り付けができません。
インパクトなどでは無理です。(マルチドリルビットという何でもあきます的なキリもダメです)
振動モードもオススメしないです。ハンマードリルでお願いします。
目次
コンクリートの天井にダクトレールを取り付ける手順
手順として
- ビス穴の位置を決める
- ビス穴を開ける
- 固定する
の順番です。
では一つずつ見て見ましょう。
ビスの穴の位置を天井にマーキングする
まずは取り付けるラインを決めてから取り付けたい穴(なるべく真ん中に近い方がいい)の位置を一箇所だけマーキングします。
その時に確実に真っ直ぐに取り付けられるように電線の出ている寸法を壁から追って、同じ寸法にマーキングします。
図
ビス穴を開ける(ハンマドリル使用を推奨)
先程の工程で1点マーキングができました。
そのマークに穴を開けるのですがここでハンマードリルが必要となります。
自分はマキタの24mmのハンマードリルを使用しています。
ちなみにこんなヤツです。
アンカー打つようならこれくらい無いと厳しいです。
DIYには完全に不向きです(笑)
もし購入を考えているならお手持ちの機材で変わってきますのでお気軽にご相談ください。
ハンマードリルとは、その名の通りハンマーのような打撃と、ドリルの回転を併用した働きを行う電動工具です。 コンクリートなど、単なる回転動では切削を行うことができない高硬度の対象物に対して、打撃を加えながら回転させることで加工を可能にします。また、ハンマードリルの動作は「回転&打撃」「回転のみ」「打撃のみ」の3種類から選択できます。「打撃のみ」のモードを使用すれば、コンクリートに対し大きな穴を開けることも可能です。
モノタロウより引用
これが無いとコンクリートにダクトレールを固定するのは不可能です。
ハンマードリルを使って3.4mmのドリルで穴を開けます。
固定に使用するビスも木材に止めるビスとは違いコンクリート用のビスを使います。
*ノープラビスの太さ4mm長さは32mmくらいで十分です。
*ノープラビスとは
通常はカールプラグなどの通常の木ねじで固定できるようにプラグという下地材みたいなものを入れてから作業してましたが最近はノープラグのビスつまりプラグ無しでもしっかり固定できるビスを使う事が多くなりました。
重いものを固定する時などはプラグを使用するなど使い分けしています。
ダクトレールを固定します
下穴は空きましたか?
下穴を開けたらノープラグビスを使用して先にビスを入れておきます。(完全に締め込まないでそのビスにダクトレールを引っ掛けます)
1本だと完全に固定ができないのでその状態で電線の位置とビスの位置をあわせると自然と壁と並行になっています。
ですので、そのままダクトレールのビス穴の位置をマーキングしておきます。
ダクトレールをずらしてマーキングした所に下穴を開けます。この時に必要数を全部あけてしまいましょう。
戻して固定して完了です。
ビスの間隔ですが1m以内のピッチで固定するようにしましょう。
大体のダクトレールの穴は50cmで空いているのでその穴を使用すれば1m2本打つ事になりますね。
まとめ
今回の記事はハンマードリルが無いと話しにならないのでそれがない人は用意するかだれかに借りるかやってもらうかになりますね。
3mくらいになると一人で作業すると大変です。
- 1本引っ掛けておいてからマーキング
- 穴を全部開ける
- 固定する
の順番で一人でも作業する事が可能になります。
注意点が一つだけあります。
もしハンマードリルを使用する時は近隣に一言ことわりを入れてから作業しましょう。
自分が感じているより騒音は響きますから。
PS 最近ビス穴用にハンマードリルを購入しました。
ぶっちゃけプロの自分ですら上の方で紹介したハンマードリルは重いしでかいです。
アンカー打つ時(ダクトレールを吊って固定する時に使用します。)ならいいですが、ビス穴あけるだけで持ち出すのも面倒(笑)
そこでマキタの10.8Vシリーズのハンマードリルを購入しました。
こんなヤツです。