照明コンサルタントの安部です。
ダクトレールって知ってますか?天井に移動できるカーテンレールみたいなヤツでそこに照明器具が取り付けられるアレです。
この写真ではスポットライトが取り付けられていますね。最近は店舗以外の事務所にもスポットライトを使う事例が多くなってきました。店舗ではよく見かけますね。
では住宅に取り付けできないの?って思ったんじゃないですか?
できます。でも電気工事が必要なので電気屋さんにお願いするようになります。
目次
ダクトレールを取り付けたいって思ったあなたに知って欲しい事5つのポイント
- 配線の取り出し位置が真ん中ではない
- ダクトレールだけでは照度がとれないかも?
- ダウンライトも併用すると吉
- マンションでの施工は騒音に注意
- スポットライトだけじゃなくてペンダントもいいよ
1配線の取り出し位置が真ん中では無い
住宅の場合照明は基本的に部屋の真ん中についていますよね?でもダクトレールってレールの端から電源を挿入するようになります。リフォームなどでダクトレールにする場合は既存のシーリングから配線を移動しなくってはいけません。
なので業者さんにはその事をしっかり伝えないといけません。
2ダクトレールだけでは暗く感じる
オシャレなダクトレールですが正直普通の感覚からすると暗くなります。
何故かと言いますとダクトレールから照明器具が下がっている為天井が全く照らされない。だから天井が床や壁からの反射でしか照らされないんですよ。本当に狙っている場合は別ですが、住宅で使う場合はダウンライトで照度をしっかりとれるようにしておくのが大事かと思います。
ダウンライトもいくつつけるかは照度計算したりして決めます。ご要望があれば住宅一部屋くらいだったら無料で計算しますのでご一報下さい。(個人の場合です)
3ダウンライトを調光できるようにすると完璧
そもそも住宅の場合はムーディーな空間にするのに時間帯は重要なファクターです。
日中にムーディーにしたらおかしいでしょ?だからこそ昼と夜で雰囲気を変える事ができるダウンライト+調光です。
細かな調整は自分の肌感覚でできるので一番オススメです。
4マンションで取り付ける場合は近隣の人にあいさつをした方がいい。
マンションで取り付ける場合は天井が石膏ボードでなくコンクリート直って場合があります。
その場合は普通の取り付けより取り付けビスの穴を開けるという工程が増えます。その時に使用するのがハンマードリルって言う工具です。叩きながら回転する事でコンクリートにも穴が開けられます。
コンクリートに小さいながらも穴を開けるってことは音が壁を伝って響き渡ります(汗)
せっかくオシャレな空間にするのに近隣の住人から冷たい目線を浴びたくないですもんね。
自分の上下左右の人には工事する時音が出るみたいです。と一言断っておきましょう。それだけで大分変わってきますから。
5ダクトレールにはペンダントもオススメ
むしろペンダントがオススメだと言いたい(笑)
ペンダントを付けると想定して考える事はテーブルなどの家具の配置です。ペンダントはフックがあればある程度(50cm)くらいは移動できますが事前に家具の寸法をだしてから取り付け位置を考える方がいいです。
ダクトレールの位置を決める時は長さや家具の寸法などを加味して決定します。だから慣れていない人は結構面倒な事だと言えます。
僕はダクトレールばっかり取り付けしているんでそういうのは全然苦じゃないです(汗)
多分2日に1本くらいつけてますから(笑)